暑い日々が続いています。皆様いかがお過ごしですか。
長ったらしいですが、いつも通りブログを綴ります。
先週、先々週と色々ありましたが何があったのかさえ忘れてしまう日々です。「とりあえず楽しいことは多くて、毎日充実している。」というのが率直な感想です。今日はマイブームでも紹介していこうかな…。
最近のマイブームはもっぱら動画サイトをみることかもしれません。動画サイトで最近見つけたのは、とある絵師さんの動画です。まとめとかでも結構紹介しているよ→【透明水彩イラスト】技法・メイキング動画まとめ
この絵師さんは主に水彩絵の具を使って描くのですが、まあ…素晴らしい作品の数々です。とにかく丁寧なんですよね。どこをどうがんばっても、あのレベルまで行くのに果てなき時間がかかるでしょう。
そういう意味においては、こうして文章を書いている状況が私にとって1番楽です。文章は誰にでも書けますが、だらだらでも続く人と続かない人がいるのだと最近知りました。
何かのテレビで小説家は長男長女が多いと言っていました。真偽のほどは定かじゃありませんが、何となく分かります。長男長女がレールから外れても、次男みたいにリアルで笑わせて、点数稼ぐとか無理ですし。
1年に1冊書いたとしても、売れるかデビューできるかも分からずに、毎日ビーフジャーキー食って過ごせます。マイペースに生きて行けるのは、長男長女ならではです。
芸人でも何でもそうですが、日の目を見ないときが1番辛いと言います。ですが中にはへっちゃらで、20年売れなかろうが平気そうな顔している人も見かけます。そしてなにかのタイミングで売れるか、どうにか生き残る。長年サラリーマンとして、働き続ける人にも言えそうです。
とにかく生き残れる人って日の目を見なくても平気な人、つまりめっちゃ”鈍感な人”だと思わずにはいられません。
周りがなんと言おうとへっちゃらでいられることってある種才能みたいなもんです。地味な作業でも、誰からも認められなくても毎日何となく過ごせちゃえればね、人生どうにかなるような気がします。
長男長女とひとくくりにするのは、申し訳ないです。けれども、親に目をかけられて育った分のんきな所がありますし、妙に生真面目な所もあります。鈍感であるが故に、鈍感であることしかできないのかもしれません。
「長男長女は何でも最後までやろうとする特徴がある、だから小説家に向いてる。」ということをテレビでは言っていました。ですが、それは違うんじゃないだろうかと思います。逃げ時が分かんないだけです。
私も長女ですが、最後までやろうとする特徴があるなら、もっと別のことに費やすような気がします。旅行の計画とかね、いい加減最後までやろうよってなるからね。
そういえば最近、綿矢りさの『勝手にふるえてろ』を買いました。
↑これね。綿矢りさは、全然書かない小説家としても有名です。私は綿矢さんのそういうところが好きです。
小説はファーストフードではないですよね(笑)たとえ綿矢作品がバッシングされてもね、そのスタンスでいてほしいものです。
綿矢りさの『勝手にふるえてろ』は2010年が初版でしたが、どうやら映画化されるそうで書店に行くと並んでいます。
綿矢りさ
勝手にふるえてろは→→→こちら
2010年頃に書かれた『勝手にふるえてろ』のAmazonレビューは結構ボロクソに書かれていました。けれど、2017年の読書メーターの口コミを見てみると好評価です。「レビューがいかにテキトーか」ということがよく分かりますよね。
全ての作品はリバイバルの繰り返しです。綿矢りさもそうです。どんな芸人、音楽家も焼き増しを繰り返します。その中でどれだけ丁寧になれるかどうかが、やっぱり大事かもしれません。
絵師さんも1枚書くのに2週間程度かかるようです。思い入れの度合いが人を動かして行くのかもしれません。色々な意見はあるかと思いますが、そう感じます。
「思い入れなくたって、思い入れあるフリくらいすればいいじゃない。」と思う今日この頃です。